体操ニッポンを長く支えているレジェンド内村航平選手。
彼が代表選考会でのインタビューの冒頭に思わず発した言葉があります。
僕いらないです
体操日本を支えてきた内村選手にとって
驚くほどの若手の対等。
たしかに前回のリオデジャネイロ大会で活躍した白井選手は引退をしました。
内村の後をつなぐと言われていたあの白井くんでさえ
若手の台頭に消されてしまうほど、体操日本の層は厚いようです。
世代交代
スポーツの世界では幾度となく使われる言葉。
そういえば先日の大相撲も白鵬関が賜杯を手にしたものの
最後は横綱としての品格を問われるほどのアップアップの状況
スポーツの世界では体力の衰えがくれば
結果として表れ退場を自覚することになります。
一線を長く続けられるのは簡単ではありません。
一方で
経験を重ねるから表現できる形で一線に立つ
そうやって環境に順応していくものです。
昨日からオリンピック競技がスタート。
三大会ぶりの開催であるソフトボールの先発の上野由岐子
彼女は2008年の北京オリンピックで金メダルを取った後
燃え尽き症候群に悩んだといいます。
しかし今回は監督自ら
上野に投げていただいた
と先発を任すほどの精神的支柱。
騒いではいけない雰囲気のオリンピック 😕
でも彼らの活躍を見ながら
引き際と経験を伝える
という、相反する気持ちをつなぐ様子。
あたかも自身のこれからを見ているようで。
自らの立ち位置を感じながらチームに貢献する若きベテラン。
持続可能な姿勢というのは
こうした謙虚さと精神的な支柱の体現にあるのではないか。
自分の置かれた立ち場を自覚しながら
若きベテランの振る舞いを応援したいオリンピックです。
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