SMAPの特集をたまたまNHKのプロフェッショナルで観る機会がありました。メンバー誕生から北京公演の裏側までのドキュメンタリー仕立てです。
意外だったのはデビュー当時はヒット曲に恵まれなかったという事。デビューから今まで46曲をこの世に出していますが、なんとオリコンチャート1位は12作目といいますから、今の活躍からは想像がつきません。
グループ以外ではそんなに交わることがない5人。個々の今の活躍を見ていると古い話ですが、クレージーキャッツの姿とクローズアップします。
打ち合わせ以外でも多くを語らない彼ら。よくグループでの活動には解散が付き物ですが、少なくとも彼らにはそれは無縁のようです。おそらく個々を脅かさない距離感と彼ら個人の持っている陣地のようなものがあるのではないでしょうか。
彼らにしろ嵐にしろジャニーズ事務所のタレントはよく教育がされていると思います。インタビューの応対であったり、ファンに対するサービス精神など長く続く人気の裏にはこうしたファンを大切にするための人としての教育が根付いているのだと感じています。
あれだけ人気があり、プライベートだってほとんどない毎日。彼らの日々を見ているとおそらく休みもほとんどない生活。やもすると自分を見失って横柄さが前面に出てしまうのが通常の人間。それだけに自分よりも一回り以上若い彼らの自身に対する冷静さに感心します。
メンバー個々に質問した「プロフェッショナルとは」の返事がイケテいました。特に中居さんの「一流の素人」という言葉が印象的です。彼らが異口同音に言っているのは「大した人間ではない」「追っかけてもつまらない…」という言葉。謙遜もあるでしょうが、それだけではない自身を冷静に俯瞰している部分があるような気がします。
経営のプロフェッショナルという言葉はないかもしれませんが、少なくとも企業を預かるトップとして自身をそして会社を俯瞰する目と謙虚な姿勢は持たないといけないな…彼らのドキュメンタリーを見ながら気づかせてもらいました。
プロフェッショナル…経営者としてその域はまだ先のような気がします。だからこそ「プロフェッショナル」という言葉をいつも頭に置く事の大切さを感じます。
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