何か新しいことをしようとすると相反すること
これをトレードオフといいます。
例えば
➡ 環境配慮を実行しようとするとコストがかかる
➡ 品質向上に努めるとコストがかかる
➡ デザインを優先すると使い勝手が悪い
SDGsに関わっていくとこのトレードオフが引っ掛かります。
弊社であれば
➡ 環境に配慮した材料の使用
➡ 環境第三者認証マークの取得
いずれもコストアップや余分な費用がかかります。
ところで弊社の使用できるFSC認証紙
再生紙問題が以前ありましたが、
それに代わり安定供給ができるのがこのFSC認証紙です。
計画された森林を原料とする紙
実はこのFSC認証紙はどの業者も使用できるわけではありません。
使用するにはトレーサビリティといって
入手経路から使用した内容までしっかりと記録に残す必要があります。
そして第三者機関のチェックを経て承認が必要です。
これにも更新費用が発生しています。
さて、トレードオフの逆はトレードオン
相反するものを新たな価値を生み出すことで両立させる
ことを言います。
例えば、
➡ 品質を上げても価格は据え置き
➡ 利益を追求して環境にも優しい
二つ以上の課題を解決する必要があるので
解決策を見つけるのはかなり難しいのです。
さて、2030年をゴールとするSDGs
このゴールは相反するものを両方解決するトレードオンがキーワードです。
先の環境配慮のFSC認証紙。
費用がかかっても続けていくのは
それを使用できる印刷会社が少ないだけではなく
FSC認証紙を使用するお客様が増えてきたからです。
理由は
➡ 環境意識の高まりとやはりSDGs
➡ 費用がかかっても環境に優しいのなら
そうした世間のニーズの高まりです。
ちなみに費用は普通の紙となんら変わりません。
SDGs15 陸の豊かさを守ろう
まさにこれにぴったりの素材。
相反するもので新たな仕事を生み出す
実は新たな価値というキーワードは
思考を少し変えるだけで
トレードオフからトレードオンに変わるのです。
マルワが環境にこだわってきたのはこれが理由の一つです。
中小企業の独自化戦略は視点を変える
トレードオフを一度意識してみませんか?
コメント
[…] 詳しくはこちらの弊社社長ブログをご参照くださいhttp://maruwanet.co.jp/tori/14595/ […]