おはようございます。昨日の雪ではところどころに立ち往生している車を多数見かけました。怖かったのはノーマルタイヤの車がノロノロと走っていること。事故を起こして人を巻き込んだらと思うとぞっとします。
事故といえばこのところ連日のようにあの痛ましいバス事故の報道がなされています。これから社会を担うであろう学生たちが多数亡くなるのはなんともやりきれません。原因は色々ありますが、結局「価格競争」が起こした悲劇。
価格を下げるというのはどこか必要とされる部分を削るということに他なりません。費用や経費を積み上げて金額が決まるわけですから、その部分の価格を削るというのは、「いらない」ということ。
今回は人の命を預かる移動手段の価格が決められた以上に安く受注されていたといいます。命を預かるものに必要なものを削るとしたら、いったい何を削ってしまったのでしょうか。削った結果によって失ったものは大きく関係者は一生背負うこととなりました。
印刷業界は印刷通販の普及によってお客様に価格の決定権が移ってしまいました。いくら印刷積算の実態をお話させてもらっても、現実にネットで価格が明確になっていますし競争見積りをすれば安いほうに仕事は流れてしまいます。
「お金を払ってでもやってほしい」消費の心理というのは本来そうあるべきではないかなと思います。ということはそうした働きかけを我々がしているのかなと。
□お客様に指名いただける価値を伝える
言い古された言葉ですが、わかっていながらその価値を我々は具体的に伝えるのを怠ってきたように思います。どこかに「印刷は特殊なもの」「紙は無くならない」という勝手な概念に胡坐をかいていたなと。
これから繁忙期。現場スタッフにも無理をお願いしなくてはなりません。無理をお願いする為に当社を正当に評価いただいたお客様から、適正なお金を頂戴した仕事でなくてはならないと思うのです。
無理を聞かなくてはならないこともありますが、「無理が当たり前」にならないよう常に自身に言い聞かせたいと思っています。そして働く社員の為にも「マルワの価値」を発信し続け「やりがい」の環境づくりに邁進します。
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