ここ数年、当社ではインターシップを積極的に受け入れるようにしています。これから社会に出る若い人たちに、小さいながらも会社として後押しをしたい…そんな小さな思いがそうさせています。
こういったことを考えるのは私自身がもと教師という事も大きく影響しているように思います。実は中学生も受け入れていますが、必ず冒頭社長である私との面接の時間があるのです。その時に必ずやってもらうこと…それが大声を出すことです。
「なぜ…」彼らに話をするのですが、インターシップ生にとって職場実習は実は職場の人間にとっては大きな足かせとなります。実務の仕事をしながら一方で指導をしていくのは大きな負担。
そんな社員に唯一お返しができるのは「明るさと元気」。逆に言えばこれができていれば社会に出ても十分に通用するとさえ思っています。
こうした事をすることは、殻を破ることと同じこと。彼らもすぐに職場になじむことができます。また自信のない子には「演じなさい」とさえ言います。自分の事を知っている人は会社にはいないのですから、普段ではない自分を演じるいい機会だとも言います。
こうした職場体験や企業見学、小さな会社ですが、当社には何かと外部からのお客様が何度も出入りします。最初のうちはそのための準備も大変でしたが、いつの間にか手馴れてきて逆により来ていただいた事に応えようとさえ社員は思うようになってきました。
「見られている…」そうした外部からの「目」が適度な緊張感を作り、自ら改善していこうという前向きな姿勢に変わっていくのではないか…と思っています。
昨日は愛知県立芸術大学の学生が当社を訪問。文字通り将来の業界を担う人たちが印刷とは何か・・・を実際に見ていただく機会です。特に今回の芸大生の来社は次世代の業界を支える人たち。我々にとっても大変にいい刺激です。
芸大生というえども実際の印刷機械を目にするのは初めて。普段制作しているデザインが一体どういった工程で具現化していくかを観るいい機会です。こうした関係者の現場視察は見る方も見られる方も適度な緊張感があるのではないでしょうか。
特別なことを準備しようと思うと大変な労力となります。しかし「できる事からやる」積み重ね事で会社の力が上がっていく事だと感じています。
人は見られる事で魅力的になっていく…無茶な喩ですが、会社も同じだと思っています。…ところで今日は情報のISOの外部審査。同じ見られるでも緊張の一日ですが(苦笑)…。
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