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商売の原点

最近やたら目につく「売上アップの○○」。こうしたDMやFAXがやたら目につくようになりました。中にはこうしたお題のメルマガも…。それだけ今の時代「どうしたら売れるか…」に四苦八苦している証でもあります。

結局はお客様にいかに満足していただくか・・という事に結論がいっているような気がします。「そんなことわかっているよ」と思いつつ、そうしたタイトルに目が行ってしまうのは「売上アップ」がかなり難しいからでもあると思います。

先日ある居酒屋チェーン店を納品に回りました。聞けば「あっ・・・あそこね」とみんながわかるお店。すでに開店時間を過ぎ、場合によっては接客でごった返している店もあります。

納品しているこちらはいわば配送、もっと言えば出入りの業者。しかしそんな我々にも丁寧にごあいさつをし、「ご苦労様」という言葉で見送っていただけます。

またお客様である眼鏡屋さん、ここの接客も素晴らしいものがあります。打ち合わせにお邪魔してもすぐにメガネを洗浄して調整をいつもしていただいています。それも気軽に…。

以上の事って「当たり前じゃん…」と言われそうですが、果たしてそうでしょうか。結構出入りの業者には厳しく、愛想がない応対を経験したことは皆さんはありませんか。

先のどちらの店もこれだけの消費不況の中で善戦健闘しています。この時代の善戦健闘というのはかなり業績がいいということ…。この結果は実は接客にあるように思います。そしてその接客はお客様だけでなく出入りの業者も含めての接客。

こうしたわけ隔てのない接客は必ず相手にも通じますし、本来のお客様にも真摯な姿勢として「伝わる」と思います。あくまで売り上げは「お客様に支持をいただいた結果」にしかすぎません。つまりお客様にどれだけご指名いただけるかという事。

お客様が気に入っていただければお金は二の次。これからは「商売の原点」であるお客様満足をどれだけ具現化していくか、それも「心のこもった」応対ができるか…がポイントのような気がします。

数字を追いかけたら数字は逃げる…まさにそんな時代の到来です。「口で言うのは簡単ですが…」だからこそ追及し甲斐があるのでしょうね。


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