おはようございます。「おもてなし」という言葉を聞いてすぐに感じるのは旅館やホテル。接客業ではこのおもてなしの精神は不可欠です。あらためてそれを感じたのは先週の土曜日、三重県鳥羽市にある老舗旅館「戸田家」さんでの取材です。
1830年創業の老舗旅館で、鳥羽駅を降りると目の前に「ランドマーク」とも思える壮大な建物を見る事が出来ます。今回環境関係のご縁でホテルの映像をお手伝いすることとなり、終日取材をさせていただきました。
骨とう品や美術品が館内にあり、様々なお風呂を楽しめる大きな施設。それだけでも他の旅館を圧倒しますが、気が付いたのはリピーターの多いこと。打ち合わせ中に「今回はいかがでしたか」とお客様に声をかけるシーンを何度も目にしました。
取材ですので、華やかなお客様を迎える舞台裏の様子を目にしました。感心したのは事前準備の様子。大きな宴会場で仲居さんたちが打ち合わせをしていますが、厳しい雰囲気の中にも笑顔がみられるチームワークを感じます。
□ファンづくりは協力会社から
そして何よりも我々を案内いただいた企画推進課の森毅則さんの存在。立場的に渉外の仕事をされていますので激務。我々の取材を案内いただきながらPCと携帯を交互に外部や職員の方々とのやり取りの連続。お忙しいのに決して嫌な顔をされません。常に笑顔でのご対応をいただきました。
「客商売だから当然でしょ」果たしてそうかなと。忙しいとついつい外部の業者には邪険にしがちではないでしょうか。カメラ片手に取材をしている我々に皆さんの対応はいつも笑顔。写真には撮れませんでしたが、600人もの食事を用意する厨房は戦争状態でしたが徹底された整理整頓。
「こんな舞台裏を見ると働きたくないですよねぇ」と森さん。いやいや職員の方の笑顔は決して作られたものではありません。「プロとして楽しんでいる」お世辞ではなくそんな印象を受けました。
「親を連れてぜひ泊まりに着たい」同行した若い社員の言葉を聞いて「本物のおもてなし」に触れたなと感じます。素敵な笑顔にまたお会いしたいと思った取材でした。
戸田家
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