おはようございます。印刷業界は60周年を迎えました。多くの会社が集まって記念講演会を開き講師の話を聞いたり、また組合の功績者に対して表彰し懇親会では350名もの人たちが交流して挨拶をしたり。例年行われている賀詞交歓会ですが、今年は特に盛大でした。
愛知県の場合252社が現在加入していますが、かつては倍以上の会社が加盟していました。技術が発達して活字がPCの発達で印刷会社だけの物でなく、また印刷通販で安くできることで我々の技術も値段を下げていく事になっています。
高価な機械を購入してもそう相応の金額がいただけなくなっているのが現実。「業界もこれから厳しいよねぇ」と呪文のように唱えていますが、ぼやいたところで仕方がありません。だって印刷というハードだけでは我々をお客様が必要としなくなっているのですから。
とはいえ我々からお客様が必要と思っていただかないといけません。「紙にインキをのせていくのが印刷」に固執するだけなら価値が伝わらないのではないかと。「紙の質感とインキとの融合」言葉は大げさですが、そうした感性の部分を我々から発信しないといけないと思います。
□お願いしてよかったと思わせてこそプロ
印刷会社に頼んで3万円、印刷通販なら25000円、出来栄えがさほど変わらないのであれば当然やすい方を選択しますよね。「やっぱり印刷会社にお願いしてよかった・・・」そう思わせないとプロじゃない。
本当のプロって、出来栄えもさることながら、その過程をお客様と作り上げていくことじゃないのかなって思うのです。「業界が疲弊して・・・」という前に我々はもっとやれることがある・・・。今年は社員と共にその部分をマルワはこだわっていきたいと思います。
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