原点能力を身に着けよう
これは困ったときに立ち帰る言葉で
「野村の教え」で有名な野村監督が
選手に常に伝えていた言葉だそうです。
先日偶然ですが、NHK-BSで
の再放送を見ました。
楽天の田中将大投手であれば原点は外角低めのストレート。
楽天の初優勝がかかった際には
西武の三番栗山、四番浅村に8球連続投げたのがこの外角低めのストレート。
今にフォークが来るという裏をかいて連続三振。
初優勝に導きました。
実はそれを実際にできるピッチャーはなかなかいないといいます。
新人で初登板から投げるたびに打たれても使い続け
勝利した際にはあえて褒めない野村さん。
勝った時、成功した時こそ、その要因分析が必須だといいます。
肥前国第9代平戸藩主、松浦清の言葉
勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし
誰もが知る野村監督の座右の銘です。
当時の楽天投手コーチで元広島のエース紀藤真琴さんは言います。
初登板に勝っていたら今の田中はないと。
確かに鮮烈デビューした新人ピッチャーのその後はあまり活躍を見ません。
新鮮なそして純粋な時だからこそ負けを味わう方が
その後の教育になるのかもしれません。
ピッチャーはあれこれといわず代わりにキャッチャーに厳しく指導
確かにそうでした。
その理由は
➡ 次回投げる際にピッチャーを委縮させないこと
➡ キャッチャーが叱られることで、選手間で考える場になること
そんな計算があるといいます。
野村さんの本はシンプルで気づきの多い言葉の数々で
経営者をはじめビジネスマンには人気です。
まもなく四月。多くのフレッシュマンが新社会人として旅立ちます。
Z世代といわれる彼ら。
社会的関心が高く、本質的な価値を見抜くといいます。
当然SDGsを彼らは知っています。
自分たちのことはともかく
会社の取り組む姿勢に対して厳しい目を持つZ世代
冒頭の原点という言葉は会社でいえば経営理念
弊社であれば
会社が大切にしている原点と実際に先輩社員が具現化している行動
に乖離があってはいけません。
弊社も一名新たな仲間が加わります。
入社するその日までに経営者として言葉にした原点をあらためて社員に問いかけます。
先のノムさんとマー君の師弟関係で感じること…
原点の意味する真意にぶれがあってはいけませんから 🙁
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