今年は東日本大震災からまる10年が経過します。
そして今日3月11日午後2時46分。
10年前東海市というところで信号待ちをしていました。
ゆっくりと道路が揺れて最初は大きな風??と思ったぐらいです。
ところがカーTVからは
大津波警報です。すぐに高台に避難してください
と聞いた日本列島の地図と共にアナウンサーの絶叫。
すぐに会社に連絡をし、幸い何もないことを確認。
しかしご存知の通り地獄絵図を思わせる映像を何度も目にすることとなります。
それも映像を通した遠い世界のような妙な感覚で…。
先週あたりから多くの報道特別番組が企画され放映されています。
➡ あの時になんで主人は店に戻ってしまったのだろうか?
➡ 私たちを高台まで避難させ止めるのも聞かずどうして自宅に戻ったのだろうか
➡ なぜ隣の家に家内と子供を預けて行ってしまったのだろうか?
➡ ここは安心だからと留まる父をなぜ無理にでも行かせなかったのだろうか?
なぜ?どうして?
後悔は先に立たずと言いますが、
悔やみきれない後悔が映像から伝わってきます。
一昨日に備あれば憂いなし
という事で改めて今から備える気持ちの大切さを書きました。
誰一人残さない
このところSDGs(持続可能な開発目標)で盛んに使われる言葉です。
実は震災関連の報道で取り上げられるのは
➡ 震災後にいかに立ち直ってきたか。
➡ その過程において地域の人たちといかに手を携えてきたか?
その部分がクローズアップされています。
誰一人残さない
相手があって初めて実現ができます。
改めて普段からの他者との関わり方、地域での接し方
を問い直す時だと改めて感じています。
ターゲットファインダー17.14の裏面には以下のことが書かれています。
絶対に勝つことのない自然との衝突
東日本大震災の10年はまさにこの言葉を指しています。
映像のような遠い世界としてみていた10年前。
だからこそ10年経過して報道される関係者の生活を知って備えること
と感じています。
特に経営者は社員を守る立場。
さしあたって先週末の会議では社員にBCPの話をしました。
ちいさなメッセージですが、意識のきっかけを作るのも我々の務めですから。
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