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カダフィー大佐

カダフィー大佐が殺害されリビアの独裁支配に終止符が打たれました。それにしても中東の狂犬と言われた彼の最期はあまりにもみじめだったように感じます。

1969年に無血クーデターで国王を追放し国家元首となった彼。当時は国民にも英雄視されたものの、一人の人間が政治を掌握し続けるのは独裁につながっていくのは歴史が証明しています。

彼によって死に追いやられた数多い国民がいますが、国民の心がこれだけ離れてしまった声を彼に聞かせたかったと思うのはあまりに無責任でしょうか。

どんな世界でも一人の人間が長く中枢にいる事は問題が多いもの。これは会社経営でも同じ。「裸の王様」の話がありますが、真実を進言する人間が周りからいなくなってしまう事で冷静な判断ができなくなるのは当たり前。会社経営でさえ危険ですから、国家元首ともなれば独裁につながるのは当然の事でしょうね。

それにしてもこれほど国家が国民の手で変わってしまうのはほんの少し前まで誰も想像出来なかった事。チュニジアに端を発した中東の多くの国家の混乱、そしてその手はギリシャをはじめヨーロッパにも波及しています。

歴史を振り返ればこうした世界的な混乱が周期的に繰り返されているといいます。しばらく見なかったデモの光景を多くの国で目にするようになりました。なにか世界が目に見えない力で動いている事を感じます。

一方震災と原発問題を抱えた日本、世界が騒がしい中で、政治が停滞しいたずらに時間だけが過ぎていく事に焦りを感じます。独裁は論外ですが、逆に日本こそカダフィーのような強引なリーダーが今こそ必要だと思うのですが…。ちょっと極論でしょうか。


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