「会社幸福論」昨日友人と一緒に参加したセミナーのお題です。講師とファシリテーターの進行で約二時間「幸せな会社」について話が進められました。出席者は私を含めて8名。皆さん私よりも一回り以上お若い方たちです。
リーダーシップのあり方の変遷から始まったこの講義。「一人のリーダーがリーダーシップを発揮していくことが難しくなった」といいます。
小さなリーダーシップ、つまりちょっとした働き掛けがきっかけとなり誰かがそれをフォローし、またその中からリーダーシップが生まれ連鎖していく・・・少し前にフェースブックで「フォロワー」の事を書きましたが、まさにフォロワーの存在がこれからはキーワードではないかと感じました。
リーダーシップ研修はよく耳にしますが、フォロワーアップ研修というのはあまり耳にしません。しかし社会が複雑化した中で強烈なリーダーシップを発揮する、またそれら頼っていくことのむずかしさを感じます。
中小企業の多くはオーナー経営。当然オーナーにはリーダーシップが求められます。私の場合、後継社長ですが、リーダーシップを自分なりに発揮してきたつもりです。そこには創業者である先代とは発揮の仕方に違いが・・・。
そしてリーダーシップというイメージが自分なりに出てきたのはここ数年、つまりリーダーシップを発揮していくためにはそれだけの時間と社員との信頼関係が必要だと思っています。信頼関係・・・それこそがフォロワーの育成でしょうか。
それにしても経営者は私を含めて二名、残りの六名は社員の方です。そんな人たちが「幸せな会社」について論議し、社員目線でそういったことに関心を持つ時代が来たのだと・・・。
今後の会社を考える、そしてそうしたことについて真剣に話をしている人たちがいることに驚くとともに、あらためて今後の会社の姿、幸せな姿を描かなくてはならないと実感します。先が見えないからこそ…いま求められている・・・彼らの熱心な討議を聞いて実感しました。
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