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例年とは違う防災の日

今日から新たなスタートとなります。昨日までのブルーはどこへやら。節目で気分をスパッと変えることができる現金な自分に苦笑してしまいます。

そんな9月1日今日は「防災の日」。日本全国で防災訓練が行われます。今年はこの防災訓練に挑む人の心も例年とは大きく違います。90%の人が東日本大震災以来防災に対する意識が高まったというアンケートの結果もあります。

業務を継続していく対策をまとめたBCPに関心が集まっています。BCP(事業継続計画)…当社も4年ほど前からこの計画書を作成しています。

しかし緊急連絡網の整備と消火訓練程度で毎年実施しているだけで、書類整備に終わっていたように感じます。東日本の震災の発生はそんなのんきな感覚を吹き飛ばしたように感じます。

先日名古屋商工会議所からBCPについての取材を受けました。それだけ中小企業にもBCPに対する意識が高くなっているという事だと思います。一方で何から手を付けていいかわからないという中小企業が多いのも事実。一人何役もこなす中小企業ではそんな余裕がないのが現状です。

当社の場合毎年少しずつ計画書のバージョンアップを繰り返してきました。今の課題は実際の発生の際に必要とする資金、簡単に言えばどれだけの間企業が持ちこたえるかという資金計画です。

実は一番大事なのですが、最も後回しにしてしまうのがこの資金計画。アバウトなものしかできていなかっただけに、今回の震災でさすがに精度の高い内容を作成中です。

震災目の当たりにして「計画を立てることが目的ではない」とあらためて感じます。確かに経営計画同様立てることが終着ではありませんから…。しかしこうして毎年目を通していく事で、少なくとも緊急事態に対する心構えを再度認識できるとも思っています。

阪神淡路大震災以来、何度も地震がありながら、東日本大震災を経験して結果的に心のどこかで「自分だけは…」という気持ちがあるのを痛感しています。

特別な思いで迎えた今年の防災の日。経営を預かる怖さを実感した大きな出来事「3.11」。被災地の復興から立ち上がる経営者の人たちを見るにつけ、今回ばかりは「のど元過ぎれば…」は許されないと痛感しています。


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