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新しい「気」を運ぶインターンシップ生

インターンシップ…学生が一定期間企業等の中で研修生として働き、自分の将来に関連のある就業体験を行える制度をいいます。要は職場体験、したがって中学生や高校生の職場体験も同様だと思っています。

当社では毎年大学生から中学生までの職場体験を受け入れています。大学生は2週間、高校生は2日から3日程度、中学生は1日から2日。こんな短い期間に職場体験をどう組み立てていくか…実はよく聞かれます。

特段何の用意もしていません。仕事は日々流れていますので、彼らの都合に合わせると仕事が進まなくなってしまいます。むしろ普段の仕事をそのまま見せることが一番の職場体験だと思っています。

とはいえ、職場に来て上司に預けてほったらかしではありません。実は最初の私との話に時間を割くことにしています。インターシップや職場体験の目的、そして意義を聞きます。

そして彼らが来ることで職場の人はどう思っているかを聞いてみます。大半は「迷惑だと思います」という答え。中学生の場合だと「一生懸命に教えなくちゃ」といった実に肯定的な反応もありますが…(笑)。

当然のことながら「迷惑だ…」と私も答えます。そんな逆境の中でどう振る舞うことが必要か、短い時間でいかに好印象を相手に持ってもらうか…それをレクチャしながら職場体験の意義を伝えていきます。

授業のように何もかもお膳立てをされていると勘違いしている生徒も多いのが現実です。あえて厳しい言葉を投げる事でどうしたら職場の人の助けになるか、またやる気を見せることで気に入っていただけるか…そして何よりも職場のあらゆる場面が仕事であることに気づいてもらいます。

そんな学生たちの役目は職場にやる気と元気というプラスの「気」を吹き込むこと。したがって職場体験中は明るく笑顔で大きな声で…という指導をさせ、最初に大声を出す訓練をさせることでインターンシップ生としてのできる役割を伝えています。

社員にとってもインターンシップ生にいろいろと教えることで、自分たちの仕事の再認識ができます。そして何よりも伝える訓練にもなります。外部から人が来るということは何事にも代え難い刺激だと思っています。

こうしたインターンシップ生に関わっている社員にいつも感謝しています。若さや一生懸命さという新たな風が社内に吹き込む事が企業にとってもいい刺激になります。皆さんもぜひ受け入れてみてはいかがでしょうか。


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