新内閣になり、多くの閣僚の意見が物議を交わすようになってきました。厚生労働大臣はたばこ税の引き上げで一箱700円を提示、財源確保のためにむ財務大臣は東京メトロの売却も選択肢とこたえ、防衛大臣に至っては「素人がやることが文民統制」と発言したり…。
この様子私にとっては不思議な絵に映ります。立場を考えた場合あまりにも個人の意見を安易に口にし過ぎていないかと…。こうした考えを議員として発言していく事はともかく、大臣としての発言はちょっと軽率感を否めません。
新内閣が発足して首相の方針が述べられる段階で、意見の食い違い等は仮にあってもその摺り寄せの作業をしていく事が本来の組織としてのありようだと私は思います。
異業種交流会しかり。どの団体でもトップの方針を受けて各々のポジションで具現化します。それは至極当たり前のことと思います。
当社のような小さな会社でも、社長である私が一方的に決めていく事はありません。もちろんオーナー経営者ですので、決定権は私ですが、そのプロセスは幹部の意見を摺り寄せていく作業をします。
閣内同士で違う考えを公然と述べる姿…これを会社に置き換えたときに、会社の方針と個々の営業がお客様に伝えていることが異なる絵と変わらないと感じます。
あえて厳しい言い方をすれば、大臣になってモチベーションが上がっているのは良いことですが、ちょっとはしゃぎ過ぎ(言い過ぎでしたらご勘弁を)なように感じます。
立場が人を作るといいますが、一方で言動、行動に気を付けないと立場が本人を危うくすることもあります。どうも与えられた役割の割に言動が軽いな…という事を感じます。
大切なことはトップの方針を受けてそれに向かって作り上げていく…そしてその間に私見を公言しない…という事だと思います。もちろん・・・会社のトップとしての自戒も込めて…。
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