昨年の今頃は超大型の台風の被害があり
特に東日本では大きな災害となりました。
自身は台風上陸の前日に渡米。
一週間後の帰国で成田空港に降り立った時には
空港もかなりの麻痺があったと聞きます。
今年も九州を中心に大きな災害が相次ぎました。
デジタル化により便利にはなったものの
便利に慣れてしまったこともあり
ちょっとしたインフラの乱れは、予想もしない不自由な思いをします。
先日BCP(事業継続計画)について話をしてほしいと
他県の同業者の方が名古屋においでになりました。
業界で他県同士の組合間でBCPの締結をしたそうです。
ところが締結をしたもののいったい何をして良いか分からない 😥
それがきっかけでの講義の依頼でした。
先日のブログでBCMという言葉を紹介しました。
BCM(事業継続マネジメント)とは
計画するだけではなく、普段から教育や訓練をすることで
絵に書いた餅だけではなく実際に関係者がわかるようにしておくこと。
今回の組合関係者はまずは行動を起こしたわけで
BCMの観点では既にスタートを切っています。
さてBCPの講義で必ず押さえておくことがあります。
今回も聞かれた方からの感想でその確認ができました。それは…
🙂 社員を守ることだと思っていたが、自社の企業価値を高めることなんですね。
これはとても大きな気づきです。
BCPは自社のブランドを高めることに他なりません。
災害後に一番怖いのは風評被害です。
自社は全く影響がないのに、近隣の市町が甚大な被害があったというだけで
お客様はその会社も同様の被害があるという思い込みです。
実際に東日本大震災ではそうした影響でインフラが復旧した後でも
仕事が戻らないという会社がいくつもあったそうです。
新型コロナウイルス感染症の影響で経済は大きなダメージを受けています。
そうした中でお客様への信頼は
当たり前のように事業が通常通り継続していること
です。
そしてもう一つ忘れてはいけないのは
普段からその体制をお客様に発信していることです。
SDGs11住み続けられるまちづくりを
ターゲット11.5の裏面には以下のメッセージが…。
13年間BCPを運用してきました。関係社員のお陰です。
彼らの地道な取り組みをこうして発信していくことが自身の使命。
お気軽にBCPの運用でのご相談くださいませ。
コメント