先月の某日環境管理責任者が申し訳なさそうに部屋に。
😥 大変申し訳ありません。最大電力量が目標を上回ってしまいました。
ご存知の通り電力の基本料金はピーク時の使用電力が基準。
一度ピークを指した電力の数字で基準料金が決まります。
🙁 今日は最大電力が上がると思い
社内を何度も回って注意を促したのですが。
一瞬でピークを更新してしまいました。
なにせ昨年の2割ダウンでここまで推移し
あと半月で基準電力の数値が下がる予定でした。
基準電力が2割下がるのは経費的にもかなり大きいことになります。
ここまで彼が残念がるのは本当にわかります。
でも見方を変えれば、彼のお陰で本来の大きな目標は達成できました。
それは二酸化炭素の排出量。
これは電力量のピーク云々の話ではありません。
本来の環境負荷を低減する目標は
🙂 ちゃんと達成できているのは間違いありません。
環境負荷低減委員会の活動はこうした地道な活動です。
なにせ会社の理念に関わる内容ですから。
こうした理念の活動はできればこのように数値に置き換えると有効ですよね。
それが利益に直接結びつくものであればそれに越したことはありません。
一昨日松阪を訪れた際に、以前弊社に勤めていた元社員とランチをしました。
彼も管理職となり会社の方針と部下の姿勢に頭を痛めている一人です。
社長を支える彼の悩みは、社員のモチベーションアップ。
具体的な数字を社員は知っているの?
と質問をしました。
会社の数字は一部の幹部社員まで。一般の社員までは知らないとの返答。
➡ 会社を取り巻く状況であったり
➡ 仕事量の推移であったり
そう言うことは具体的な数字を明示しないといけません。
ただ単に頑張れではモチベーションは上がりませんから。
弊社は先代の時代から会社の数字は明確にしてきました。
今はより踏み込んで損益計算書をわかりやすく毎月見せています。
➡ 粗利が落ちている
➡ 〇〇の経費が上がっている
➡ 目指す進路に向かってどの位置にあるか
これを知らないと乗組員は困ってしまいます。
先の環境責任者は彼なりに環境活動に対して数値に置き換えて
ミッションとしてとらえています。
ただ単に数字をオープンにするだけではなく、その数字が
➡ 社員の活動の動機付けであったり
➡ 経営参画意識であったり
その部分にまでフォーカスすることが行動の後押しになるんじゃないかと。
下の写真は日々チェックしていた彼のPCの画面。
決して腐らず、焦らずがんばりましょうね。
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