コロナからの再生
Howではなく、Whyを問うことからはじめよう
最近ある雑誌でこんなタイトルを見かけました。
大手のシンクタンクの女性研究員の投稿です。
20年間にもわたりCSRやSRI(現在のESG投資)の普及啓発のために、
➡ 企業人にどうやってCSR活動を行うのか
➡ SRI(ESG)投資とは具体的に何か?
の講演を依頼される場合が多いそうです。
実はこの方、たまに以下のことを主催者から言われるそうです。
😕 他社の動向+お手本になる事例+どうやったら真似ができるか
この3点セットでお願いします。
この方はこういうスタイルの依頼は断るのだそうです。
理由はなぜがないから
このところのSDGsもそうですがこれらは概念・理念です。
いまだに世間では概念・理念≠利益が常識です。
従ってなぜをとことん追求して自身の腑に落ちないと
せっかくの講義が腑に落ちず組織に根差さないから断るのだそうです。
彼女がそう話すシチュエーションはおそらく
😥 会社の命令でCSRレポートを作成するために参加
が大半。
➡ なぜ必要か…ではなく、如何に創り上げるか…
が受講者のミッション。
いうまでもなく他社事例を出したところで企業によって風土は全く違います。
他社の真似をしたところで、形だけのものになります。
WhatやHowから考えていては、活動の意義に対する回答は見つからないでしょう。
もちろん、なぜから考えると時間がかかります。
➡ なぜやるか…
しかしたったこれだけの思考のシフトだけで
得られる成果は全く違ったものになります。
時間をかけて議論することで
「なぜ?」が関係者同士のベクトルを合わせていくのですから。
SDGsの浸透のために関わっている東京の会社さんで
導入研修のお手伝いをさせていただいています。
本来であれば次のステップに行く予定でしたが
あいにくのコロナということもあり先日こんなメールが入りました。
ここは2月に研修をし、本来であれば7月に再度お邪魔をして
次のステップに行くところでした。
でも今回のコロナでしばらく延期です。
しかし社内でいろいろとSDGsの考えが浸透するために継続した活動しています。
従って必要とされる会社作りのために社員全員で取り組む様子が
SNSからも伝わります。
東京のアパレルの資材メーカー株式会社クロップ・オザキさん
なぜやるかが明確になっているからです。
折しも弊社も経営計画策定時期。
😉 来期の計画のベースはなぜにこだわっています。
ここが明確にないと小手先だけのやらされ感になってしまいますから。
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