人を育てる
いつの時代も経営者に限らず役席者でも大きなミッション。
時代と共に人の育て方も大きく変わっているといわれます。
先日の日経新聞で権藤博さんの記事を目にしました。
今では当たり前のプロ野球の先発、中継ぎ、抑えの分業制を作った人。
そして1998年横浜ベイスターズの優勝の時の監督でもあります。
現役は中日のエースとして2年間で65勝。
権藤、権藤、雨、権藤
なんていう言葉も地元ファンの間で話題となった人です。
さて、その権藤さんが指導の勉強でマイナーリーグに行った際
学校出たばかりの子が何回練習してもできないのを見かねて教えたところ
コーチから止められたそうです。
😕 自分で気がつくまで見守るんだ。
気がついたものは力になり、自身の形になると。
😕 日本のコーチは教えすぎるとも。
🙁 教えるだけがコーチじゃないと。
教えてかえって個性をつぶしてしまうとも言います。
さて、昭和の時代は背中で見て覚えろ
なんて言いました。
時代は変わり、今では部下教育も
自分から学びとるというよりも
上司、先輩が寄り添って多くの学ぶ環境を与えて
フォローの過程で学びを後押しすると言います。
今の若い世代らしい対応です。
それでは先の権藤博さんのコーチ像はどうだったのでしょうか?
実は権藤さんは監督とよく喧嘩し
近鉄と中日ではシーズンが終わって辞めています。
ピッチングコーチとして投手の肩を守って故障なく戦うことを考えた権藤さん。
➡ このままでは選手生命に関わってくる
➡ ここで連投すると選手のパフォーマンスが発揮できない
教えないことに気づきながら
一方で選手の様子をよく見ていたことに他なりません。
関心を持たれているから選手からの信頼も厚いということ。
アフターコロナで在宅が増え、後輩や若手の教育が難しくなったといいます。
一方でいつもより伝えることを意識している今だからこそ
😕 ちょっとした言動、そして成長と実際のずれ
を感じ取ることがより求められると思います。
ちなみにこの権藤さん
78歳で日本代表コーチの時は
😯 6時間にもわたる練習もベンチに座らず立っていたとか。
😉 選手とともに戦う姿勢を示したそうです。
形は違うにしろ率先垂範は見習わないといけません。
ふと背筋が伸びました。
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