自費出版をご存知でしょうか?
企業や自治体が独自に作成する出版物や
趣味で作った絵本や詩吟 会の作品集・自分史などの事を指します。
普段店頭に並んでいるものは商業出版といわれ
出版社が読者に買ってもらうことを目的に本を出版します。
従って費用は出版社待ちです。
実は私どもは自費出版ネットワークに加入しています。
このネットワークは
かつて一時印刷の知識がないために、法外な請求や無理な契約で社会問題になった時がありますが、
安心で自費出版物を作成できるように 😀
また販売や流通等の支援もする団体です。
弊社はアドバイザー資格を持つスタッフがおり
またISBNコードで出版する支援をしています。
このネットワークは、毎年自費出版文化賞を創設し
全国からの作品を審査して奨励する取り組みをしています。
https://www.jsjapan.net/pages/award
弊社も過去に関わった作品が入賞や入選をいただきました。
自費出版の中には学術的に非常に高いものもあり
著者の労苦が垣間見えるものも数多くあります。
そうした作品に報いるようにという思いも込めての創設です。
ところが例年なかなか作品が集まらず理事の方も大変苦労されていました。
しかし今年はお陰様で600点を超える作品数が集まったそうです。
ネットワークのHPのリニューアルや地道な発信の成果だと思います。
弊社からもブログで紹介した
障害者の方の自費出版も今回応募させていただいています。
書いて伝える・・・長く情報の役割を担ってきた活字文化
特に紙媒体は表紙のデザインだけでなく
➡ 作者の思いを受け止めて
➡ 内装の紙の選定から
➡ 活字の大きさまで
作者の思いを受け取って制作に関わっていきます。
昨今印刷通販の発達により、データをメールで送って
印刷物が出来上がってくる
これが当たり前となってきました。
しかし一方で社会の高齢化となり
エッセイや俳句や詩集、写真集など
自分の成果を形にしたい
と思われる方も多いと聞きます。
SDGs4.質の高い教育をみんなに
この目的には
全ての人への衡平な質の高い教育と生涯学習の機会を提供する
生涯学習へのメッセージがあります。
高齢化社会を迎え我々印刷に携わるものの役割はあることを実感します。
➡ 紙に携わるからこそ
➡ 紙の質感を大切なにする我々だからこそ
まだまだお手伝いできることがたくさんあると思います。
コメント