先週の金曜日に愛知県印刷工業組合の新入社員研修がありました。今回は四月に行ったコミュニケーションセミナーのフォローアップです。国際後継者フォーラムの二条彪先生に講義をお願いする今回のセミナーの目玉です。コミュニケーションと言うと通常座学になりがち。知識でコミュニケーションを学ぶ場合が多いため睡魔との闘いが一般的です。コミュニケーションを勉強しながらコミュニケーションをとれないブラックなセミナーが多いような気がd
まか。
しかしこの二条先生のコミュニケーションはこうした退屈な内容ではなく、むしろ受講生が元気になって研修を終わります。私も今回久々に同席をしましたが、コミュニケーションというあいまいな切り口を実に明快に説明されていました。そこには多くの例を使って説明されるだけの情報力と教養を感じます。人前で話はできても「腹に落ちる」事は難しいことですが、コミュニケーション能力のひとつである「明確な表現」に優れているのだと感じます。
もうひとつは…グループ討議や演習などを通して自分たちの問題意識を共有したから事です。採用企業一社では十分な教育が行き届かなかいために開かれた合同の新入社員研修。会社は違っても同じ業界、お互いの悩みも共通になってきます。普段なかなか先輩上司に言えない事もこの空間では同じ仲間。「自分一人じゃない」という安心感が元気の源になっていくのだと感じています。
一人の一人の発表に対して先生からコメントやアドバイスがありました。当人だけでなく共通の悩みを持つ受講生にとっても参考になったと思います。そしてまた今日から心機一転頑張れるのではないでしょうか。コミュニケーションという講義にわざわざ出される企業の思いも社員の方には通じたと思います。
ところで、コミュニケーションがなぜ大切か…。仕事を円滑に進めていく事…実はもっと大切なことがあります。行きつくところ「全てお客様の為に・・・」だという事です。お客様に対していい仕事をするために、そしてファンでいていただく為にコミュニケーションが必要不可欠だ感じます。そしてそのことを受講生は受け止めてくれたのではないでしょうか。
新入社員も入社して早四ヶ月が経ちました。四月の時と違うのは、髪型や服装に個性が出てきたこと。そして何よりもこの研修に社員を行かせるだけあって企業の熱意の結果もあるのでしょうが…良い表情とたくましさを感じました。コミュニケーションは手法でないことをあらためて感じた講義でした。新卒君…良い仕事してくださいね。お客様の為に…。そうすることが研修に出席をさせた社長の思いですから…。
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