新潟県や福島県の大雨による災害、あらためて自然の脅威を感じますニュースを見ていると川が氾濫した場所はどこが岸かわからない状態。先日の地震で使われた言葉の「想定外」はこの大雨でも同様のことが言えるようです。
この東海地方でも2000年に東海豪雨がありました。あのときは地下鉄構内まで水が入り、会社から中心部に向かう国道の一部がひざ上まで雨で水没をしました。「○○年に一度あるかないか」とよく言いますが、現実にあるんだと実感したことを覚えています。
最近でBCP(事業継続計画)という言葉を耳にします。「事業資産の損害を最小限にとどめながら、事業の継続、早期復旧を可能にするために、平時に行う活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画」何やら難しい言葉の羅列ですが、要は災害時に備えておく計画のことです。
当社のような小さな会社が立てる計画は大したことはありません。協力会社の連絡先や社員の非常時の役割分担、帰宅計画などを書面に記し、社員に配布するだけのものです。しかしこれがなかなかやれないのが現実なのでしょうか。最近このBCPでの取材や講演依頼が増えました。
講演の中で伝えることは、BCPの立案によって企業の姿勢がわかるということです。立案するだけで間違いなく対外的にもアドバンテージとなります。確かに「想定外」ではどれだけの計画を立てても役に立たないかもしれません。しかしこうした準備をしていくことが経営を預かる者として必要でありこれからの企業の差別化になると信じています。
所詮自然には勝てない…それを言っては身も蓋もありません。「備えあれば憂いなし」を具現化していく姿勢がこれからの企業価値の向上であり、PRにつながると思います。といっても当たり前ですが、形だけではもちろん×です。そこに魂が入っていないと…。
そんな話ですのでBCPの話が社員教育の話になっちゃいます。どんなことでも結局社員を巻き込まないといけないということ…ですね。
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