この仕事をやっていて久しぶりに達成感がありました。
一冊の本をもって営業が報告に来てくれました。
著者は愛知県知多半島にあるひかりのさとのぞみの家の住人(ここでは利用者の方をこう呼ぶそうです 😎 )
野畑秀弘さんからのご依頼です。
いつかこの件について営業から相談があった事をブログで書いたと思います。
🙂 障碍者の方が自身の思いを詩にして出版したい…。
🙂 それを書籍として売りたい…。
しかし現実には
😥 正直なところ自費出版はなかなか売れないんです。
商業出版と違い自費出版は発行部数も少ないですし
なにせ1か月に6000冊も新たな出版物が出るのに宣伝せずに売れるわけはありません。
当時相談に来た担当営業は憂鬱でした。
➡ 自費出版と商業出版の違いを説明と
➡ ISBNコードなら弊社でもつけることができる
➡ 現実的なことをお伝えし、それでも良ければお手伝いしますと伝えては
そんなことをアドバイスしました。
ちなみにISBNコードとは書籍を世界共通で特定するための番号を言います。
結局彼がどんな説明をしたのか定かではありませんが、冒頭の通り
😀 できました…
と嬉しそうに報告に来てくれました。
しかしホームのSNSを見れば誠意ある対応でお客様に喜んでいただいたことが分かります。
職員の方も大喜びで納品したらみんなでお祝いに顔を出してくれて
SNSでもこうして発信されています。
幸せそうな顔を見て、やっていて良かった
と思ったのだと思います。
➡ お役に立つ
➡ 思いを形にする
印刷の仕事をしていて何度も言葉にします。
しかしながらそれを実感することはなかなかありません。
仕事によっては
➡ データ通り印刷して、また指示通り訂正をして
➡ 納期が迫っているので原稿を早くと連絡して
😥 それでもお叱りを受けたりして
残念ですが日々の仕事はそうした事が多いのです。
でも出来上がりを満面の笑みで喜んでいただけるのは
営業としてこれ以上の喜びはありません。
とかく印刷は価格ばかりが優先されてしまいがちです。
最近はネット印刷であり得ない価格を目の当たりにし気持ちが疲弊することも。
本来の編集やデザイン、印刷の仕事は印刷物を通して
➡ お客様に喜んでいただいたり
➡ 幸せな気分になっていただいたり
➡ 便利になったり
➡ たくさんのお客様に来ていただいたり
そういうお手伝いだと思います。
担当営業がこの報告を社員に話すのを聞きながら
あらためてこれからの我々が進むべき仕事のあり方を感じました。
SDGs12 つくる責任 つかう責任
ここでいうつくる責任は
お客様と共に創り上げる喜びが伴うこと
だと感じています。
ちなみに弊社のトピックスにもこのことを掲載させていただきました。
こちらもぜひ…。
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