無洗米をご存知でしょうか。
通常の精米装置では取りきれないヌカがあります。
このヌカを取り除く為に精米した白米を炊く前に研ぎ洗いが必要です。
この研ぎ洗いをせずに済むように完全に除去したお米を言います。
無洗米は研がないですから重宝されています。
一方でまずいとも言われてきました 😥
ところがこのまずいという評価は研ぎ方の問題だと言います。
実は研ぐことによってヌカの部分だけお米の重さが軽くなります。
通常の白米の分量で水を加える際、
ヌカの少ない分量だけお米が余分に入ることとなり
結果指定の水では足りなくなります。
美味しく炊くのは少し水を足すのがいいそうです 😉
■ところでなぜ無洗米のお題か?
実は研ぎ汁に含まれる窒素やりんは有害ではないものの
汚染原因の一つと言われています。
海や川の汚染原因の70%は家庭排水と言われ
その半分は台所排水。そして多くは研ぎ汁だと言われます。
😉 無洗米の有効性が理解いただけましたか?
ところで悪者のように表現されるヌカですが
有機肥料や飼料として循環型農業に役立つそうです。
このヌカを肥料にすることで
➡ 土壌菌を増やしいい農作物をつくることになり、
➡ それを食べることで健康になり
➡ しいては医療費も削減できる
などの理由でSDGs 17のうち14のゴールに該当するそうです。
自分たちの関わっている仕事や調達する材料などを
少し見方を変えたりする事で
意外な社会貢献ができるのではないでしょうか?
ところで先のお米の話ですが、
東洋ライスが日本企業として初めて国連でSDGs貢献活動を発表したものです。
ちなみに東洋ライスは
1976年、とぎ汁による環境汚染を防ぐ研究を開始し、1991年にBG無洗米が完成。
BG無洗米の普及が進むことによって確実に汚染物質削減は進み、
2018年8月には環境省より「エコ・ファースト企業」に認定されています。
そして今回の国連での発表 😯
無洗米にこだわり変人扱いされた取り組みが
😉 時間を経て評価される
SDGsの17の目標にはこういうご褒美もあると思うと嬉しくなりませんか。
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