先日名古屋商工会議所鯱の会の未来研究会で「Facebook、ツイッターはビジネスに使えるのか!?」の研修会に参加しました。講師は理央 周さん。参加者は若鯱会を卒業したメンバーですので、最低でも50歳を過ぎています。当然我々の年代よりも一回り以上の方も多く参加しています。
いまやフェースブックは社会現象といわれるぐらい市民権を得ることとなりました。しかしそうはいっても実際に日々使っているのはまだまだ限られた層。ましてや我々世代ではまだ一度も使った経験のない人もいます。
こうしたソーシャルメディアの講義は、経験のない人に伝えることはかなり至難の業です。ましてや老け込む年ではないとはいえ我々以上の世代では理解するのにはかなり高いハードルです。そうした講義、そして突然の無茶ぶの質問にも理央さんは非常にわかりやすく説明をされました。
私もいくつか講師を務めさせていただくことがありますが、そこには筋書きというものがあります。事前に下準備をしてそのストーリーに沿って話をします。そこに思わぬ質問が出る事で限られた時間の中での組み立てが崩れる可能性に遭遇したことは実は何度も私は経験しています。
この秘訣はなんなのか…。実は「伝える基本」に忠実だったからではないでしょうか。「基本」…私なりの解釈ですが、まずは質問者の目をしっかりと見る、そして聞く人ひとりひとりに目配せをしていく、また話の内容については最初にポイントを伝えて話す…等々の基本に実に充実だったように感じます。
特に一人一人に目配せをしていくことは、聞いている人の「空気を感じる」事につながります。私も常々この空気を感じることで聞いている人が何を求めているかを実感することがあります。
一年近く前にお話を聞いた時と比べて格段の進歩です。そして資料も簡潔で実にわかりやすい…よく勉強されているなと思います。私はまだまだ遠く及びませんが、あらためて伝えることの難しさ、そして基本の大切さを実感します。これって…社員に対してもお客様に対しても全く同じですね。自己満足に語ってないか…改めて自身を振り返っちゃいました。
理央 周さんのブログ…
http://ameblo.jp/businessjin/
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