ノムさんこと野村克也さんの訃報が流れました。
野球が国民的スポーツの代名詞の当時に
ID野球と称し、
万年下位球団のヤクルトスワローズを3度の日本一に導いた名将です。
阪神や楽天の監督を務めましたが、後に優勝したのはノムさんの功績だと言われています。
また野村再生工場と言われていた指導。
地元中日ドラゴンズの山崎武司さんも
野村さんによって再生され楽天でホームラン王にも輝きました。
ノムさんはパリーグでしたので個人的には
現役時代の記憶よりもやはり監督としての方が記憶に残っています。
マアくん 神の子 不思議な子
をはじめとする記憶に残る言葉をはじめお茶目な人柄が大好きでした。
訃報を聞いたとき、思い出のシーンなどをみると
不思議に目頭が熱くなります。
記者にぼやきながら選手を鼓舞させていく
時代かもしれませんが、それをとても効果的に使われました。
そしてそのボヤキがなんとも温かく、憎めない。
だから愛される
そこには計算されたコメントがあるんだなと感じます。
先日テレビで川崎憲次郎さんがノムさんから聞いた大切にしている言葉があると言っていました。
➡ 初めてのことに挑戦する
➡ 知らない人に声をかけてみる
➡ 古いことにしがみつかない
これは何も野球に限らず、我々企業人にも言えることだと思います。
人は変化を嫌います。
同様に企業もせっかく手に入れたビジネスモデルを大切にしがちです。
しかし新たなことが軌道に乗った瞬間に
次の準備をスタートさせないと
この時代はあっという間に陳腐化してしまうのだと感じます。
マルワも環境活動やメディア・ユニバーサルデザイン、BCPそして
SDGsと常に新たな事に着手してきました。
小さな会社ができるみらい創造への挑戦
と言ったら大袈裟ですかね(笑)
古いことにしがみつかない
まさに今の時代そのものを言っているような気がしてなりません。
新たな業態に頭を悩まされている我々の業界
煮詰まってしまっているのは
成功体験が長く続いたビジネスモデルから離れられないのかもしれません。
先の三つは成果を上げ続けた人の言葉だけに重みもあります。
ボヤキと言われながら愛情溢れる言葉で愛されたノムさん
先の言葉をはじめあらためて今必要とされるリーダ像だと思います。
もう少しノムさんのボヤキ聞きたかったなぁ。
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