写真は埼玉にあるフジテックさん。
鋼材曲げの仕事としています。
ここの藤田昭一社長とは勉強仲間。
お互いに会社を行き来し
より良い会社づくりのために切磋琢磨している間柄です。
さて彼と出会う前まで鋼材を曲げる仕事があるとは知りませんでした。
曲げる事を生業にしている会社は多いようです。
そしてこの曲げるというだけでも多くの種類、専業があると言います。
そんな中でフジテックさんは曲げにこだわり
「曲げ加工でおもてなし」という素敵なキャッチ。
写真は弊社の企画担当者とお邪魔した際に
🙂 社長からちょっと曲げてみて
という言葉を受けて曲げているところです。
曲げるだけなんですが、
指定されたRにただ曲げるだけではありません。
➡ 幅の広い板の場合は均等に曲げるのが
➡ 端(端っこ)の部分もしっかりとRを出すのが
簡単ではないといいます。
一人前になるにはどれぐらいかかる?
と聞くと、
なんと10年!! 😯
これだけ機械化されても素材の違いや
気温の変化などかなりの技術が必要だと言います。
ロール曲げという技術らしいのですが、関東地区では
ロール曲げといえばフジテック
と言われているそうです。
それだけの信頼を得られるには、長く難しいこと面倒なことに応えた積み重ねに他ありません。
先の10年という表現はそこまでのレベルにこたえられるまでの時間を言います。
写真の彼は新卒間もないころから知っています。
それだけに成長した彼を眩しく感じました。
カッコいい!!と。
さて、下の写真の素材はバナナペーパーです。
実は和紙です。
通常和紙はいろんな理由でオフセット印刷機では印刷ができません。
バナナペーパーも紙が剥離してしまい、
ブランケットという印刷機のローラーに巻き付くゴムの素材に剥離した紙が付いてしまう始末。
従ってどこに印刷をお願いしても断られてしまい
トナーのデジタル印刷機でしか印刷できませんでした。
しかし、今回営業の手違いもあり(苦笑)、無理やり印刷することに。
お客様からの強い要望もあり
😡 素材はバナナペーパーでないといけない
と営業から・・・。
😕 なんとか印刷してみます!
印刷技能士の認定資格を取得している2人のオペレーターの心強い一声
で無事に印刷することができました。
😯 印刷できないと断ってきた協力会社も驚いていたそうです。
もちろん通常とは違い時間もかかりますので高価な印刷代になります。
それでも印刷して欲しいと言われたら
高いのを承知でも、必要とする方がいるのであればお答えするつもりです。
頭で理屈がわかり加えて技術があるといっても
それを姿で表さないとその技術力は伝わりません。
刷り上がったものを見て
お見事!
と思わず声が。
機械任せでできるものはたいしたことはありません。
難しいこと、面倒なことに応えて初めてお客様からの信頼に。
そして何よりも社内の自信にもなると感じています。
どこでもできる印刷物なら価格競争でしか差別化できません。
難しいこと面倒なことに応えて初めて会社としての独自化につながると感じています。
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