URLをHTTP[S]に変更しました。以前よりブックマークしてくださっている方は、こちらをクリックし、再登録をお願いいたします。

盆休み

名古屋には東部丘陵に平和公園があります。太平洋戦争で焼け野原となった名古屋の都市計画の一環で、名古屋の中心部にあった墓地を一か所に集めることとなり、1947年から10年間にわたって移されました。名古屋と言えば100メートル道路が有名ですが、18ヘクタールの土地に280にも及ぶお寺の墓地を移設したこの平和公園は全国でも珍しいと言われています。
今年は義母の初盆、我が家も墓参りに行ってきました。お盆はあえて墓参りを外してた我が家ですが、初めてとはいえ朝から長蛇の車の列にはビックリしました。幸い何度も通る道ですので、渋滞しないルートを考え、思いのほかスムーズにいくことができましたが、問題は現地に到着してから…。
目的のお墓に到着することができません。毎回目印となるものも把握しているのですが、結局今日もしばらくウロウロとする事になってしまいました。歩いていると気が付くのは結構同じ苗字が多いこと。同じような名前が数多くあるのを改めて感じています。
この平和公園、移設したお寺ごとにお墓が集まっていますので、住職さんも現場で待機し、呼ばれればお経をあげに行きます。しかし、ご存じのようにあの衣装ですので、この猛暑に暑さと闘いながら待つのも大変です。我が家がお世話になっているご住職もあの衣装だけ何とかならないかとこぼしていました。
名古屋中心部のお墓が集まる場所、交通のアクセスも決してよくありませんので、車が集中し各地で渋滞。お墓参りも大変です。ようやく到着しても無数のお墓の数ですので、場所がわからない状況。あちらこちらで携帯電話片手に場所を探す始末。電話をもらう方も一体どうやって説明するのか…他人事ながら大変だなと思います。
それでも家族連れが多く、親子や祖父母でのお参りが多いのもこの盆休み。大変ですが、改めて家族の「絆」を感じた次第です。今年は里帰りも多いと聞きます。大きな震災があり、あらためて家族のきずなを意識した事も大きな原因のようです。
家族の絆を大切にしたい、自分の年齢から推察すればごくごく当然の感情のような気がします。我々世代が次世代を担う息子たちにこうした事を伝えていく責務があると感じています。
お墓詣りの後は昨年末に亡くなった叔母の仏壇に手を合わせに、そして父親の仏壇を訪れるために実家に。気が付けばこうして半日以上、亡くなった方の仏壇に手を合わせにお邪魔しました。気が付けば我々もそうした年になったのですね。今まで何気なく過ごしてきた盆休み…日本人を感じた一日です。


コメント

タイトルとURLをコピーしました