「新聞見ましたよ」と友人のメール。昨日の中日新聞の経済欄に「ストップ早期退職」という大きな見出しの囲み記事に目を通すとなんと私のインタビュー記事が掲載されていました。よくよく見るとサブタイトルにも「社長と交換日記」という文字。
実は半月ほど前に時事通信社から電話取材がありました。「交換日記を社員とされていると思いますが、もう少し詳しく話をしていただけませんか」とのこと。なんでも当社のホームページで見かけたということでの取材でした。
この記事には当社同様に内定を出し後に自宅の両親に挨拶のためにお邪魔する記事も掲載されていました。その会社はシェアハウス型の社員寮も導入する徹底ぶり。7人中5人だった一年以内の離職率が1人から2人に減ったそうです。
2011年の新卒者の13%を超える人が一年以内に離職すると言います。これは大企業も含んだ数字ですので中小零細企業に限るとかなりの数に上るといいます。原因は人間関係や想像と違う仕事のミスマッチ。
早期離職はかかった研修費用の損失だけでなく会社全体の雰囲気や人間関係も悪くなるとコンサルタントの話。確かに指摘のとおりだと思う一方で、どんなに成功していると経営者も人の問題だけは避けて通れないとも言います。
外部の方からは人の育成についてある程度の評価を当社ですが、「隣の芝生は青く見える」もの。私も同様の悩みをずっと抱えています。ただ最近社内の先輩社員のから「辞めさせない」という空気が流れるようになり私としては心強く思っています。
「いつどこで掲載されるかわかりません」といわれすっかり忘れていた今回の記事。新卒を入社させても続かない実態を受けての記事掲載だったようです。人材育成は決して順調ではないですが、こうして取り上げていただくことはこの試みが評価されたのだと思います。
GWも終わり今日から仕事がスタート。人材育成に終わりはありません。今月は私自ら社員向けに社内研修を予定。試行錯誤を繰り返しながら地道に人の育成に努めます。それにしても思わぬ記事掲載、驚くとともに自身を後押ししてもらったような気がします。