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言葉のやり取り

久しぶりに中途採用をしていて気がつくことがあります。意外に大学を卒業してアルバイトの期間が長く、30代目前で就活を始める人が多いということです。勿論目指すものがあり何かの目的でそんな社会人生活になってしまった人もいるのですが、何となくその年齢まで来てしまったという人も多いのです。
そしてそういう人たちに共通するのは「会話が続かない」ということ。「??して・・・」その次の言葉を待っていても次の言葉が出てきません。「で?」と再度会話を促す言葉を投げ掛けることが多くあります。
どうしてこういう事が起こるのか。あくまで私見ですが、アルバイトは責任感という意識が意外にないのかもしれないということです。言われたことをやるということは「受身」、気が付けばコミュニケーションも受け身なのではと思うのです。
こうしたことは日常的な会話のなかでも見られる事なのかなと思います。「??で・・・」とそこで止めてしまうことはその後の会話を相手に予想させることになります。無意識のうちにそれをやることで誤解が生じるのではと。
コミュニケーションは言葉のやりとりだと言いますが、実は言葉のやりとりをしているつもりがやりとりを相手に委ねていることがあるのではないかと思います。そして自分の思った通りのやり取りができないとコミュニケーションという扉を閉めてしまうのではと。
コミュニケーションと言葉に表すとなんとなく仰々しいのですが、実は言葉のやり取りの繰り返しではないかと思います。言葉のキャッチボールと言いますが、まさに相手の投げた言葉を受け止めて投げ返すことだと。
メールや携帯でのやり取りが多くなり気が付けば自分の意志や感情を表していくことが尻切れトンボになっています。字で表すと途中で文章が終わっている、中途半端な文章表現かなと。
これは何も先の人たちだけのことではなく、社内でのやりとりにも通じることではと思っています。人と話をするとき、自分の意志を伝えるとき、文章で書くように最後まで言葉を続けていくことだとあらためて感じています。


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