URLをHTTP[S]に変更しました。以前よりブックマークしてくださっている方は、こちらをクリックし、再登録をお願いいたします。

先を描く

BCPという言葉を知っていますか。「Business Continity Plan」の略で自然災害や新型インフルエンザの流行など不測の事態で事業活動が中断した場合に備えて早期復旧策を事前にまとめていくことをいいます。
「会社を守る策 事前に」という大きな見出しで先日の中日新聞に特集記事が掲載されていました。「業務を止めない工夫」や「安否被害状況の確認」「仕入れなどのサプライチェーンの確保」といった対策を事前に立てることをいいます。
私どもの地域では自動車関連が盛んですので、こうした対策は必須。以前豪雨で向上が浸水した際には生産ラインが止まる被害もありました。印刷業界も先の東日本大震災で東北の製紙工場が被災することで供給不足が発生しています。
当社は十年近く前にこのBCPを策定し、毎年改定を加えています。といっても中小企業である当社が事前に行う対策はたいしたことではありません。安否確認の緊急連絡網や水や食料の備蓄程度。
ただこうした計画の見直しで感じるのは、会社の現状を把握し、頭を整理していくことで企業が進んでいる方向をチェックしていくために丁度いいきっかけになるのではないかということです。
企業活動で第一に優先するのは売上や日々のサービス。しかしこれらは目先のことにしか過ぎません。経営者にとって大切なことは「まだ見ない未来」を思い考えることも大切な職務だと思います。
目先のことに追われると確かに忙しいですし「仕事をやった感」があります。しかしこれはあくまで「その場しのぎ」にしか過ぎないとも思います。成長している会社を見るとトップは先をみる工夫をしています。
社員に安心して働いてもらえるよう、また先が楽しみと思ってもらえるようにいろいろな施策をしていく、経営を俯瞰していくことがトップの務めです。新聞の記事を見ながら再度BCPの見直しをしようと思った次第です。
経営を俯瞰する・・・「言うは易し」ですが、だからこそ経営者にとっては大切な仕事だと思います。
36.8:600:338:0:0:NONALNUM-MTUwNTEz5YWI44KS5o-P44GP-E:right:1:1:こんなに大きく取り上げられたBCPの記事:0:


タイトルとURLをコピーしました