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WinWinになれるものを

「10万円以上の差でした」ある行政関係の競争見積りで当社の営業が出した20数万円以上の金額に対して実際に落札した価格です。行政では最近見積もり依頼をオープンにしますので、多くの企業が見積もり競争に参加しています。
今回の見積り案件は行政を案内するパンフレット。デザインを一から起こし、しかもカラーユニバーサルやメディア・ユニバーサルデザインに配慮することが条件として入っていました。
行政のパンフレットですから当然そうしたことへの配慮が必要です。にもかかわらずこれだけの金額差。実は落札業者以外は全て当社が提示した価格に近いといいます。価格がオープンになった後に多くの業者からその金額に対する疑問の問い合わせがあったといいます。
デザインというのは形がありません。提示したものがデザインだと言ってしまったらそれまでだと思います。ましてやお客様は素人、そのデザインが良いか悪いかは判断ができないのも事実です。
それだけに形のないソフトとしてのデザインを「価格」というもので推し量ってしまうことへの疑問も感じています。またこうした見積りが出てくることで自らの自身の業界の首を絞めているのまではないかとあらためて感じます。
多くの疑問の問い合わせがあるということでお客様も困っていたといいます。それだけ提示金額が「ダンピング」ということの裏返し。仕事をする前にすでに依頼先に信頼を持てないということです。
「ブルーオーシャン」と「レッドオーシャン」という言葉があります。先の話はまさに「レッドオーシャン」の話。価格だけで推し量ることのできない商品やサービスの構築が必要だとあらためて感じています。
これからの時代、過去の延長上に未来はないといいます。「今までにないものを作る」価格で推し量れない、そしてお客様も私たちも「Win Winになれる」ものを作っていこうとあらためて強く感じた次第です。そしてそれを進めるのがトップとしての務めだと。


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