「交換日記」当社は入社した際、ある程度の期間この交換日記を社員と続けています。先日もお伝えたとおり「新入社員を辞めさせない」というキーワードの記事でこのことを取り上げていただいたことで在京のテレビ局から問い合わせがありました。
諸事情で放映は見送られましたが、実際の交換日記そのものを送るところまで行きました。「交換日記」というのがそれだけ珍しいということであり、どの企業も採用後の社員の定着に苦労をしているのだとあらためて感じています。
昨年2名採用しましたので今年は採用を控えました。ひょっとして採用していたら本当に取材にきて、全国放送されていたかもしれません。会社そのものの認知度アップ・・・と思ったら「惜しかった」かなと。
と思いつつ、一方でそうでなくてよかったとも思っています。社名が認知されていくのは良いことですが、イメージだけが先行していくのではないかなと思ったからです。こうしたことをやっているから、人材教育はうまくいっている・・・みたいな。
いいイメージを持ってもらうことは大切ですが、一方でそのイメージをどうしても守ろうという意識も出てしまいがち。今までやってきたことが評価されたのですからそのまま自然体でいけばいいのですが、知らないあいだに作ってしまうのではと。
先週から久々の中途社員を採用しました。新卒ほどの期間はしませんが、交換日記を続けることにしています。それをやると伝えたところ「距離感が近いんですね」という感想をもらいました。そう思ってもらえるのは目的の一つだけに嬉しい限りです。
その後、もう一つ在起用テレビ局から問い合わせがありました。私もたまに見る全国ネットの報道番組です。「交換日記」というこのベタでアナログなことが珍しいのだと思いますし、一方でこうした地道なことが必要とされる時代なんだと感じます。
メールだITだと言いますが、実は目に見えるアナログがいつの世でも大切なのではと感じます。ようは社員に「関心を持つ」ためにやっていること。大切に社員を教育する姿勢が伝わることだと思っています。
と思ったら愛知県からも講演依頼が・・・。人材育成は私も悩みの種なんですけどね(苦笑)