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相手の顔が見えないからこそ

久々に中途採用を考え求人サイトを利用しています。私がこの業界にお世話になった頃は、紙媒体オンリーでしたので、コマの面積で金額が決まり掲載期間も二週間程度、掲載した週が勝負だったように思います。
一番、最後に利用したときは既にウエブ掲載でしたが、その時も面接希望の連絡はメールと電話であったように思います。それぐらい久々に求人サイトを利用しました。当然面接希望のやりとりはウエブ上。これも時代だなと・・・。
時代だと感じたのは、実は求職者とのやりとりです。面接希望のメールが来て当社の都合を配信、返事を待っていると返事がきません。まだこれぐらいはましで、来社の確認をして当日待っているとこれがあっさりドタキャン。
ウエブの便利さの裏に人との約束がこんなにないがしろにしてしまうのだと驚いてしまいました。対企業との約束のはずですので、常識であればありえない話ですが、このありえないことがいとも簡単にやってしまうのだと感じました。
一人だけ「せっかく面接の日を連絡いただきながら、内定いただいたので辞退します。申し訳ありません。」というメールがありましたが、年齢的には30代、常識を求めるのはこの年代まで上がらないといけないのでしょうか。
ネットのやりとりはとても便利になりましたが、一方でコミュニケーションを図るのはとても難しくなったような気がします。相手の顔が見えないだけに、ちょっとした気遣いがおろそかになっているのではと。
いや、本来であれば相手の顔が見えないからこそ、言葉一つ一つを大切にしなくてはいけませんし、より常識を意識すべきだと思うのですが、そんな事を思うこと自体、私の頭が硬くなったのでしょうか(苦笑)
我々の仕事も情報発信を生業としています。ウエブ上でのやり取りほどより気を使わなくてはと思います。先日のネットプリントのきめの細かいメール配信、相手が見えないからこそ受け手の立場を注意すべきだと、逆にその立場に立って教えられた気がします。


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