先週当社の社員と協力会社との食事会が有志で行われたそうです。この協力会社、先代からのお付き合いをいただき、先日後継者に事業継承されたばかり。年代も当社の現場社員と近い関係にあります。
社員と外部の業者との交流は一つ間違えると癒着を含めた問題をはらむことがあります。会社によってはそうした交流を御法度にする会社もあります。先代は仕入れ業者を含め接待を嫌った人でした。
そんなことより「安くしてくれればいい」と頑なに接待を断っていました。そんなこともあり、私自身も一切そうしたことを避けています。そして今回の場合も事前に私に食事に行きますと社員から報告がありました。
協力会社との交流はトップ同士も必要ですが、現場レベルでの交流はよりこれから大切にしなければと思います。「飲み二ケーション」以前流行った言葉ですが、飲み会が減っている今こそ実はこうした交流は必要ではないかなと思っています。
酒を飲みながら仕事の話をして交流を図る、昨今の若者はそうしたことをしないといいます。こちらがしてほしいと思ってもしない企業に比べれば、当社の社員は言い方によってはいい意味で「古い」のかもしれません(笑)
協力会社との関係性なんて以前は気にしなかったかもしれません。しかし時代が変わり、協力会社なくしては仕事が進んでいかない時代になりました。納期だけではなく知恵を借りるのも協力会社とどれだけ関係性を作っているかにかかっています。
「日本で一番大切にしたい会社」の著者である法政大学の坂本教授は著書の中で、「社員とその家族、そして協力会社とその家族」を大切にするのがこれからの時代だといいます。まさに先の交流はその大切な部分の集まりだと思います。
ちなみに私は出席しませんでした。呼ばれていませんので(笑)。さてさてどんな話し合いがなされたか、これからの彼らの仕事ぶりが楽しみです。