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生き方そのもの

先日日経新聞に三越伊勢丹フォールディングスの広告が掲載されていました。お題は「もてなしの教室」。文筆家の松浦弥太郎さんのコラムですが、「もてなしは今日の自分の生き方そのもの」というタイトルではじまるコラムです。
「もてなし=サービス」「もてなし=サプライズ」と捉えがちです。しかしサービスを受けて嬉しく感じるかは相手次第ですし、ひょっとするとサプライズも仕掛ける側の自己満足にしか過ぎません。
「おもてなし経営企業選」の授賞式で審査員の方々のお話を聞くと、決して派手ではないが企業が地域に根ざし、そこに集う社員が主体的に誇りを持って働く姿を評していると言います。つまり地味でも自然な姿として行動している姿勢だといいます。
企業の姿勢はその会社独自のもの。もてなしに正解はなく、人それぞれ、企業それぞれの形があるのだと思います。それだけに先の「生き方そのもの」という言葉に共感した次第です。
「生き方そのもの」は相手に対する接し方や、そして普段から絶やさない笑顔、テクニックに走らない心を使う行動、そうした積み重ねだと思っています。そしてこれが企業の持つ社風になると思っています。
自分らしさや自社らしさを出そうとする為には、「どうしたら周りに支持頂けるか」を考えるように努めています。そしてそれを具現化するのはそこに集う人そのものであり、決してテクニックではないなと。
私どもの業界は大変な構造不況であり、年々紙媒体が減少しています。減少していく仕事にも関わらず競って金額を下げて仕事の奪い合いをしているのが現実。誰もが決してハッピーではないのにそれを知りながら目先を追いかけています。
ハッピーになるための経営のキーワード「おもてなし」、人口減少が続くまだ見ない新しい時代は、全く違う経営が要求される気がします。「生きかたそのもの」が経営だとすれば、まずは私自身が心を感じて動くことだと思っています。なんだか禅問答になってしまいました(苦笑)


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