変化を嫌うからこそ一歩を踏み出す

「ビジネスで一番大切なことは行動すること」先日カンブリア宮殿に出演していためがねの「Ｊ！ＮＳ」というブランドで有名な株式会社ジェイアイエヌの田中仁社長が語っていた言葉です。
ご存知の通りＪ！Ｎメガネは業界でいち早く「メガネのＳＰＡ（製造小売）」を始め、１本５０００円で即日渡しのメガネ店を出店し大ヒット。全国展開をし続けるビジネスモデルとして注目の会社です。
以前めがねの価格は1本3万円ほど、そして測定しめがねが出来上がるまで時間がかかり、あらためて取りに出かけるという時代でしたから、即日渡しで安いとなれば、消費者の支持を得ることは当然のこと。
業界の常識の逆をいったビジネスモデル。評論家的に言えば「なるべくしてなった」ビジネスモデルです。しかし、言うは簡単ですが、実際にこうした行動をどれだけの人が起こせるのかなと思うのです。
「役員が全員反対したらそのビジネスはやる価値がある」という経営者の言葉を聞いたことがあります。そこには業界の常識が非常識であるとか、保守的になったしまう姿勢に対する戒めのようなものがあると思うのです。
残念ですが、私にはそれほどの商売に対する才覚やアイディアは持ち合わせていません。しかしこんな私にも唯一できることがあると思うのです。それが冒頭の「行動する」という言葉。
「決断より行動」とセミナーで語ったマーケッターもいます。簡単であるはずの「行動」が如何に難しいかという表れです。その理由は人が「変化を嫌う」からだと言います。そういえば社員に色々な案を出しても社員から反対されることは多い経験がありませんか。
社長や上司は基本正しいことを言っています。しかしどんなに正しい事も言われたことや変化を伴うことはやりたくないもの。であれば自ら行動し変化していく姿を見せるのが我々の務めなんだと思います。
まずは「一歩を踏み出す」頭で悩むよりも動くこと努めたいと思います。

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