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みんな同じ

「あらたな事業展開が成功していくには3年かかる」私の経営の師匠が言った言葉です。この言葉を聞くとあらためて「そうだよなぁ」と感じます。すぐに成功するハウツーなんていうのはないはずですから。
自分が業界の次なる業態をデザインする委員会に所属し「印刷道」というテーマで昨年講師を務めました。その時にいろいろな事例を勉強しましたが共通するのは「続ける」ということです。
今更言うまでもありませんが、この当たり前の事を続けいくことが実は一番しんどいのではないかなと。業界の仕事でいろいろな研修を企画する立場にありますが、「ハウツー」的にものの集客はかなり楽です。
それだけ人は「即効性」のある結果を求めている証拠だと思うのです。地道な活動は時間が掛かりますし、やっていることが果たして成果に結びつくかさえわかりません。ひょっとしたら間違っているかもしれないなと。
結果を出している経営者の方とお話をさせていただくと、共通するのは「これでいいのか」という不安との葛藤だといいます。「もしダメだったら」「投資に対して回収できなかったら」経営を預かる者であれば当然の心理だと思います。
そんな時に自身を納得させることができるのは多くの情報といろいろな経営者との会話、そして実際に現地に足を運んで見聞を広げることではないかと、最近感じています。本を読めば知識は得ることができますが、実行している時の心理状態や周りの環境は直接足を運ばないといけないなと思っています。
一昨日までの二日間の出張は実は研修と同業他社の社長に会うことが目的でした。異業種の社長との意見交換で思わぬヒントがあったり、アドバイスをいただいたり、同業他社の若い後継者からはちょっとしたヒントをもらったり。
共通するのはやはり心の葛藤です。「みんな同じだよねぇ」と気持ちの上でちょっと楽になり、新たな気分で仕事と向き合えそうです。不安な思いは「みんな同じ」これって意外に大切な感情だと確認した次第です。


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