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就活支援を考える

先日、就活支援をしている会社の方と打ち合わせをしていました。この会社、学生の立場に立って企業に何をして欲しいか、学生目線で考えた商材を考え提案し、企業のお役立ちを考えている会社です。
「学生の声」を入れているところがこの会社の売り。詳細は書けませんが、確かに考えた商材を見ていると、企業側からはなかなか考えが及ばないコンセプトだと感心します。一方で企業と学生の認識のズレを感じてしまいます。
どうしてそう思うのでしょうか。おそらく就職サイトが考えてくる提案や企画が大企業中心の目線になっているからではないかと思うからです。認知されている大企業にとっては総花的な発信になります。
タレントを使ったり、カッコのいいビデオや立派な会社案内を作ったり。そういえばバブルころには内定者に車を差し上げるという企業がありました。そこまでやって差別化を図るんだと・・・。
就活支援をしている会社の担当者は「たくさん採用するのはたくさん退社するからですよ」とまるでブラックジョークのような事を言っていました。「ふるいにかける」と言いますが、それをやることで社員を絞っていく、ようは「生き残れる」やつは作っていくのだと
個人的にはそれでもいいと思います。そういった世界を自ら臨んでしゃかいにでるわかいひとたちもいますので。しかしそのために本当に社員を大切にしたいと思っている中小企業に縁がなくなってはしまうのは問題だなと。
そうしたことも背景にあって「第二新卒」という言葉が出てきたのでしょうか。以前はこんな言葉は無かったはずですから。ということは最初の新卒は「予行練習」ということになりそうですね。
就活支援をしていくのであれば大企業ではなく、中小企業を相手にしていくべきだと私は思っています。日本の大多数の企業が中小企業なのですから。そしてそういった人たちがやりがいをもつ環境づくりを我々はしていかなくてはいけないとあらためて感じています。


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