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忠言耳に逆らう

「忠言耳に逆らう」という言葉があります。「忠告の言葉は、聞く者にとっては耳が痛いから、素直に受け入れられにくい」ということを言います。確かに自身を振り返ってみるとこの言葉こそ耳が痛いなぁと感じます。
身に覚えのある図星の事を言われてしまうとついつい反論したくなり、また反論ができない目上の人の場合は、ついつい表情に出てしまうことがかつてあったと思います。なんとも稚拙だと今さらながら反省です。
トップとなり気をつけることは、自身をいさめる人が周りになかなかいないということです。「経営者の役割は指示命令ではない」と言いますが、気が付くと指示命令ばかりが選考しているのではないでしょうか。
逆に伝える立場になった場合、いくら真心を込めていさめる言葉や忠告をしたとしても、聞く側にとってはつらいものだから、なかなか素直に受け入れられないものだということです。「忠言耳に逆らう」とはこういう意味もあるそうです。
人間の深層心理には人の心や気持ちを「コントロール」しようする無意識な気持ちがあります。しかし逆の立場に立った場合、コントロールをされたくないというのも人の心理です。
仮に年上でも年下でも、魅力のある人は常に人の言葉に自然に耳を傾けることができます。そしてその姿勢には嫌味がありません。「いくつになっても学ぼう」という謙虚な姿勢に蜜溢れています。
50代も後半になり、気をつけないと「俺が」になりがちです。気が付くと人の話をさえぎってついつい語ってしまい後で反省をしてしまう自分、人の言葉に耳を傾ける・・・そしてまずは自身に受け入れてみる、そんな度量のある人にならないといけないと感じています。
人を指導する場合「聞く側もつらい」という気持ちで言葉を選び、気持ちに寄り添いながら話をしていく・・・常に心がけたいと思います。一方で教えてもらう立場は常に感謝の気持ちで・・・。禅問答のようですが大切にしたいなと・・・。


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