「厳しい時にあえて大変な事を自身に課すことでその後大きな成長がある」この言葉は私が懇意にしている友人でありコンサルタントの言葉です。先日当社の営業社員に向かっての一喝の言葉でした。
人生の振り返りをするときに年齢を横軸、縦軸に自身を振り返った時の心境として上方向がプラス、下方向がマイナスにし、年を振り返ってその時々をプラスかマイナスで折れ線グラフをスー書いた経験はありませんか
多分、いや絶対にプラスマイナスゼロで人生を歩んできた人はいないと思います。この折れ線グラフを書いて思うのは、大きくプラスとなる前は間違いなく大きくマイナスになっていることに気がつきます。
マイナスの要因はその時々で違いますが、大きく悩み苦しんだり、しんどかったりとその状況から逃げ出したいという時ではないでしょうか。その状況でジッと我慢をした後に大きなご褒美が訪れるのだということが折れ線グラフで理解できます。
振り返ると理解できますが、実はその時は「面倒だな」とか「何故自分ばかり」という愚痴がついつい出る時ではなかったかと思います。
「夜明けのない夜はない」と言います。このマイナスの状況は外的な環境で起こる時が多いと思いますが、成功している人、また人生を楽しく過ごしている人は自身でこうした負荷をかけている人が多いのだと思います。
冒頭の友人は大手企業を自ら飛び出して、「金なしコネなし」でスタートした方です。たとえクライアントであったとしても容赦なく真っ向勝負の人です。その背景にあるのはこうした折れ線クラフを理解しているからだと思います。
「苦労は買っても」と言いますが、確かに優秀な社員や経営者の中にはあえて「厳しい環境に身を置く」人が多いとあらためて感じています。「○○がやってくれない」「上司が・・・」「環境が・・・」他者依存ではきっと折れ線グラフのブレは少ないのかなと。
経営者とて同じこと。常に自身に課題を課す姿勢が必要でと改めて感じます。社員に求める前にまず自身も・・・。