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最善を尽くす

昨日、お客様であり友人でもある若手経営者と食事をしました。ある研修会で知り合ったのがご縁でお付き合いが始まり、お互いの出張時にお会いして情報交換をしています。そんな彼は私より一回り若い創業社長です。
創業社長にありがちな「俺が・・・」といった部分がなく、いたって自然体で経営に向かっています。「どんなことがあっても泰然自若」そんな振る舞いをいつもしていた彼が年末に珍しく悩んでいたことがありました。
あれからひと月、表情も晴れやかになり年末とは違った明るい雰囲気となった彼に理由を聞いたところ、ある日を境に「スイッチが入った」というのです。そこにはお客様との商談がいい方向に進む要因もあったようです。
「ある日を境にスイッチが・・・」の言葉とともに「車も変えちゃいました」と彼。なんと変えたばかりの車を以前乗っていたものに戻したとか。「しっくりこなくて・・・」という言葉にはスイッチが入った時に自身の生活パターンさえも変えたんだと思いました。
何をやってもうまくいかない時があります。そんな時は「ジッとしていろ」と言いますが、彼はいかないなりに「最善」を尽くしていたのだと思います。スイッチが入った要因は彼の目指す「こんな会社にしたい」という経営がブレなかったからだと思うのです。
「隣の芝生はよく見える」と言いますが、よく見えるなりの努力をしているからこそ、他人からそういった評価を受けるのだとあらためて感じました。傍から見て順風満帆に感じる裏にはそれ以上の悩みがあるのですね。
ちなみにこの若手経営者、いま社員を大切にすることで話題になっている誰もが知っている企業経営を目指しています。「最善を尽くす」と言ってしまえば簡単ですが、スイッチを入れることができるのは経営に対する「筋の通った姿勢」があったからだと思います。
いつもお会いするたびに、若いのに立派だなと思う彼。創業者らしい腹のすわった部分といつも穏やかな物腰。素敵な経営者のひとりである彼にまた一つ学ばせていただきました。


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