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個と会社が全て当事者になればうまくいく

「印刷会社による新商品開発とブランディング」池袋で行われているPage2015で行われた印刷技術協会主催のセミナーのタイトルです。発表者は当社とほぼ同じ規模の会社。それだけにどんな事をしたか興味があり出席してみました。
スピーカー役の方は我々と同じ後継者。私同様業界外からの入社です。この方がすごいのは昨年の7月に会社に戻りわずか5ヶ月で結果を出してしまったということです。お客様からの相談に感じたことを形にしたというシンプルなものです。
その要因は、疑問に思ったことを先送りにしないということ。そう言ってしまえば当たり前のことですが、業界に浸かってしまうと業界の常識が邪魔をしてしまいなかなか行動できないのが現実ではないでしょうか。
演題をみると一寸した手法なのかと思っていましたが、内容にハウツーはなく社員とともにハッピーになろうといういたってシンプルなものでした。これからの時代が社員とともに作り上げていかないと小さな会社は乗り切れないというメッセージたったように思います。
中小企業に必要とされるのは、主体的に行動するトップと社員の連携だということを伝えたかったのだと思います。普段から私が思っていることを、実際に行動し成果を出していることに感心し刺激をいただきました。
「印刷会社を花のある業界にしたい」という彼の思い、私が50歳を過ぎて業界のお手伝いをしている動機と似ているなと感じました。私同様全く違った業界からきた人は、時代が変わっても、印刷業界が輝いていないと写るようです。
かつての私がそう思ってこの業界に入った事を、彼の言葉を聞きながらあらためて当時もっていた感情を思い出しました。ハウツーのようなお題であった今回の講義ですが、大切なのはそこに集う人たちの気持ちの結集。
「個と会社が全て当事者になればうまくいく」という言葉で最後を締めくくった今回の講義。事例発表でしたが、普段から社員に伝えていることを表現しているなとあらためて意を強くしました。


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