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相手の表情は自分の表情の鏡

先日担当営業の代わりに久々に撮影の立会をしました。あるサービス会社の会社案内の製作に使う写真です。このサービス会社、売店の運営や保険業務、そして工場派遣といった幅広い業務のサービスを請け負っています。
場所が離れているため、日にちを分けての撮影となり、私が立ちあったのは工場内へのサービスを提供している人たちの撮影です。
皆さんはカメラを向けられた時にパッと笑顔で返すことができますか。最近はスマホでの撮影が浸透したこともあり、若い人たちを中心に比較的抵抗感がなくなったと言うものの、それでもプロのカメラマンに対してはなかなかできないのではないでしょうか。
案の定、工場内で働く人たちの撮影はカメラを向けると途端に固まってしまう連続でした。「笑ってください」と言われてもそうそう笑えるものではありません。そうしたことに対してそのカメラマンは笑顔で盛んに声がけをします。
不思議ですが、笑顔で語りかけられると人は笑顔で返すものだなとあらためて感じました。「相手の表情は自分の顔の鏡です」こんな言葉を耳にしたことがあります。確かにこの言葉に思い当たる節はあります。
感心したのはそのカメラマンの笑顔です。顔いっぱいの笑顔をつくり語りかけますので、撮影される側も思わず笑顔になります。相手を笑顔にしようとするにはオーバーなくらいのリアクションが必要なんだと思います。
社内のコミュニケーションがよく問題になり、なかなか風通しが良くならないという言葉を耳にします。コミュニケーションが言葉のやりとりとはいえ、より大切なのは言葉を発する時の表情ではないかと思うのです。
顔いっぱいの笑顔、お客様の前で仮にできたとしてもなかなか社内ではできません。その理由はおそらく社内に対する甘えなんだといます。「俺の気持ちを察しろ」という依存心があるのではと。
かくいう私も朝一の気分が顔に出てしまうタイプ。人のふり見て・・・ではないのですか、「努めて」という意識を持つ必要があるなと感じた次第です。「笑顔」これも日々の練習ですね。


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