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印象

先日業界のセミナーがあり当社の社員も何人か参加しました。セミナーの内容は印刷の後加工の会社のバネルディスカッションです。「加工」といっても折り加工や製本加工、ペーパークラフトのような型抜き加工と千差万別です。
私は参加しませんでしたが、セミナーに参加してパネルディスカッションのやりとりを聞いた社員が朝礼で興味深いことを話していました。それは「人柄」です。
人柄というと抽象的ですが、そのセミナーでのやりとりを聞いていると、発信している方の個性が聞いている方に伝わるそうです。ある発表者の方は、ひとつひとつ言葉を選んで誠実に丁寧に答えていたそうです。
セミナーが終了し、名刺交換が始まるとその方の前に多くの方が列を作っていたそうです。この原因はパネルディスカッションのやりとりを聞いていた参加者が、その誠実に共感したのではないかという感想でした。
誰でも経験があると思いますが、たとえ初めての人でも「人柄」が伝わってしまうことがあります。もちろん他の方が良くなかったわけではありません。それ以上に印象が良かったのだと思います。
マーケティングの手法は星の数ほど書籍が出ています。しかしお分かりのとおり最終的に購入を判断し関係性を構築する要因はそうした「手法」だけでは十分条件とは言えないのではないでしょうか。
「印象」という曖昧な表現にも関わらず、その曖昧な理由が人を購入行動に移す要因になるということ。つまりサービスの提供には「第一印象」は切っても切れない重要な要素になるのだとあらためて感じます。
誠実という印象はその人の普段そのものであり、とかく曖昧と言われがちな印象は作れるものではありません。普段から人様にお役に立つという考えが頭の中に浸透しないといけないなと。それだけに普段からの「立ち居振る舞い」はより気をつけたいと思う次第です。
以前はそんなこと考えなかった私。ましてや社員がそんなことを感じて朝礼で話をするのは驚きでした。そうしたことを感じ、言葉として発信できる社員の成長にちょっと嬉しくなりました。


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