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まずは与える

組合の役員ということもあり、研修やセミナーの企画側になることがあります。当然のことですが、受講者人数は毎回気になります。そしてもうひとつ気付くことがあります。それは参加する会社が限られているということ。
特に毎回決まった会社は多くの社員を受講させています。このところ組合主催のセミナーの受講料は以前の倍以上のものが多くなっていますので参加する企業は負担が大きくなっています。多く参加させるというのは企業側にも大げさに言えば覚悟が必要です。
しかし当たり前のように毎回参加している社員は間違いなく情報量が多くなっていることも事実。つまり社員自身がバージョンアップをしているのではと思うのです。そうした社員が一人でも増えていけば会社として力強くなっているのでは・・・。
そんなことをある経営者と話をしていたら「でもそうした教育の機会があることをなかなか社員はわかってくれないでしょ」と・・・。セミナー案内を回覧しても希望者はないし、行けというと露骨に嫌な顔をされるし・・・と。
確かにそういった気持ちは同じ経営者として理解できます。そして私にとってもそれはジレンマです。しかし一方でこうした研修の機会を知らない他社の社員もたくさんいることも事実です。以前当社に入社希望として来社した他社の社員も知りませんでした。
「行かされ感ではお金がもったいない。受身では学びが少ない」という論調もありますが、一方で忙しい時にはどうしても気持ちが後退してしまうのもわかります。ということで私の場合は必要な場合は「社命」にしています。
と言ったら別の経営者は「休日等自らの意思で出かける場合は評価に加点している」と。確かにそれも妙案ですね。社員を大切にしたい思いが強いほど社員に成長して欲しいと思うもの。そのためにまず会社側がその環境づくりをすることだとあらためて思います。
「やらされ感」が多少あっても、セミナーで聞いた内容が仕事に役に立つ時がきたら「よかった」と思ってもらえるでしょ・・・。これまた別の経営者。ますば「与える」これが我々には必要なようですね。


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