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現状打破

先日も業界の若手経営者の方々に来社いただきました。業界とはいえ加工を専門とする会社や分野の異なる印刷会社です。私よりも一回り以上若い方たちで、私がその年頃のコロと違い業界の閉塞感が漂っているだけに大きな危機感を持っています。
視察の目的は自社を如何に発信していくか。ホームページなども工夫され、中には多くの展示会に自ら出店されている企業さんもみえます。今回は自社を外部の方に見ていただく場合を考えその学びとして当社に来社いただきました。
工場見学で大切なことは「見せよう」と思わないことだと思います。とかく自社の設備や製品を熱く語ってしまいがちですし、社員に対しても必要以上の応対を求めがちですが、専門的な話はやはり当事者しかわからないもの。
来ていただく心構えとして、色々と気づいた所を指摘していただく場だと捉えているとお伝えしました。実際当社来社いただいた方からご指摘いただいた意見を元に改善を繰り返しています。そして実際にその改善箇所も見ていただきました。
オフィスツアー後「ここまでくるのにどのくらいかかりましたか」・・・私もかつて同じような質問をしていました。社長になって16年が経過しましたので16年かかっていますと。もっと言えばこの会社に戻って以来ずっと思っていたと伝えました。
その間多くの勉強をしていろいろな先輩経営者に会いに出かけたと・・・。こうした繰り返しで自身の引き出しを増やしてこの状態まで来たことを伝えました。一足飛びには自身の描く会社作りはできませんので。
気をつけていることがあります。「すごいですね」と褒めていただく言葉に惑わされないことです。会社作りに完成形はありません。まだまだ追いつけない会社さんがたくさんあります。自戒の意味を込めてアドバイスをいただくこととしています。
今回の若い方々の先を見据えた考えと行動には頭が下がります。少なくとも当時の私にはそこまでの考えはありませんでした。彼らがこの試みを続けていけば間違いなく将来他社との大きな差別化になります。彼らに負けないように私も当社も「ゆでカエル」にならないようにと思っています。
22.8:600:467:0:0:NONALNUM-54Sh6aGM-E:right:1:1:来社いただいた方からのご指摘でできあがった掲示物(^^):0:


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