「学ぶとは出世のためでもなく、他から評価を貰うためのものでもなく、給料を高く貰う事でもない。自分を高めることだ」正確な表現は記憶にないのですが、大河ドラマ「花燃ゆ」で吉田松陰が明倫館で塾生を前に発言したセリフです。
実はこの言葉、昨日の新年会で今年の所信のキーワードとして話をしようと思っていた言葉です。毎日の仕事に追われてしまうのが常。ついつい学ぶことを後回しにしてしまいがちですが、変化が早いからこそ学ばなければならない時だと思います。
日々の仕事に慣れてくるとその仕事には精通しますが、それはあくまでその仕事だけのこと。もちろん一つの仕事を極めて行くことに異論はありませんが、当社の場合は情報加工業ですので、幅広い「見識」が求められます。
学ぶということは見識を広めます。何かことが起こったときに、学んだ知識が繋がりひらめくことがあります。何よりも新たなことを学ぶことは自身の視野を広げていくことにもなります。
当社は資格手当を他社に比べて手厚くしています。積極的に資格を取得することで自身を高めてほしい、そして主体的に学ぶ社員になって欲しいという願いから10年近く前の給与改定で手当を厚くしました。
また資格手当を厚くしただけでなく昇格基準にも反映した当社の給与体系には、常に向上心を持ち続けるものが評価されるという思いを込めています。向上心のあるものは主体的な行動につながりますから。
おりしも大河ドラマの時代背景が江戸末期から明治維新という日本が大きく変わるときわ舞台にしています。溢れるほどの情報や目まぐるしく変わる生活環境はどこか今の時代に似ていると思いませんか。
その時代を動かした人たちに共通するのは「新たなことを知りたい」という思い。その人たちが次の時代を動かしました。今年のマルワは学ぶことにこだわり、学んだことをアウトプットしお客様に喜んでいただきます。