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相手の立場を理解する

先日もある協会からパネラーの依頼の電話をいただきました。ただその日は出張と重なっていた日。内容的には私でなくても社員でも話ができるため、「私でなく別のものではまずいですか」と聞いたところ私でとの返事。
「ところでどんな内容でしょうか」と話を聞いたところ、レジュメを現在作成中とのことで、仮に私の名前を入れたものが出来上がったら原稿を送りますという返答でした。なんとも間抜けな電話だなと。
そもそも依頼するからにはどういった内容で、場所はどこでどんなメンバーが他のパネラーかを示していただくのが正しいのではと言いかけてやめました。ひょっとして「出させてやるんだから」と相手が思っていたらそれこそ不愉快ですので。
こうしたことは実は日常生活でありがちだなと思います。「コミュニケーション」といいながら、自分の都合を優先して会話をすることがないだろうかと。知識としては理解ができますが、いざ日々の活動ではついつい話をしてしまうことがあるような気がします。
特に今回のように電話だと相手の表情が読み取れません。声だけのやりとりは誤解をうみやすいなとも感じます。依頼する側の一方的なご都合主義と受け取ることになり、なんとも後味の悪い思いをしてしまいました。
最近社員と朝の勉強会をしていますが、その内容の一つに「相手の立場に」という記述があります。この言葉を何度となく目にするのですが、それほど我々は自分の都合でことを進め言葉を発してしまうのだと思います。
些細なことなのですが、気を付けないといけません。自分が感じるということは普段自身がそうした振る舞いを知らないうちにしているのではないかと思うからです。
コミュニケーションの円滑には「相手の立場を理解する」という考えが根底にあります。特別なことではありません。それだけに、あらためて自身が肝に銘じないといけない・・・と感じた次第です。


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