先週末地元の郵便局の局長さんが癌で他界しました。この平針で郵便局の局長といえば誰もが知っている元気な方。昨年から病気を患い入退院を繰り返していました。先日の新年会でも元気でしたがやはり駄目だったかと・・・。
と思ったらなんとその息子さんではありませんか。息子さんの年齢はまだ45歳。考えてみれば世代交代が終わっていますので、局長さんはその息子さんだったのです。今年春に子供さんが入学されるということでなんともやりきれない気持ちです。
45歳という年代だけ会って、当日も大変な参列者。やはり現役の死ということ、そして地元に根付いてやってきたのだと思います。病気であるお父さんは気丈にもきちっと立たれて参列者を迎えていました。
2時間近くにも亘る焼香にもかかわらずその凛とした姿は「最後まで責任を持って息子を送り出す」そんな鬼気迫るものがありました。病気でやせられた体には見ていて痛々しいものさえ感じました。
ところで我々経営者は多くの社員や協力会社の生活を預かっています。企業経営に対してオーナーにかかる責任は大企業の経営者の比ではないと思います。それだけに日ごろの健康管理は誰よりも増して気を使わないといけません。
そしてもうひとつ社員の健康管理です。社員の健康管理を促す為に健康診断の機会を与える、また検診を受ける環境づくりを行っていく、そんなことが問われる時代だからこそ必須です。
無邪気な娘さんと日頃見たこともない涙に暮れる父親、そんな様子を見ながらやはり死も順番でないといけないなと思います。実は昨年から両親よりはやく先立たれるケースに何度も遭遇するようになりました。共通するのはご両親の無念な表情です。
自分で寿命はコントロールできません。それだけに健康に人一倍気を使っていくべきだとあらためて感じています。真の親孝行はやはり順番だと。